ネガティブモードの対処法!ネガティブな感情を丸めてのせてみる

今日もお仕事お疲れ様です😊

 

うつ病」になると、ものの見方とか考え方が否定的になるといわれてます。普段なら気にならない些細なことでも「きっとこう思われたに違いない」とか「自分なんていないほうがいいんだ」とか物事を実際よりつらく感じてしまって、どんどんネガティブモードに。うつ病あるあるです。

 

反対に、いつも明るくて前向きな人もいますよね。

たとえば、

「今日の失敗はマズかったな…」

こんなふうに嫌なできごとを思い出したとしても、

「まあ、つぎは気を付けよう。考えてもどうにもならないし、ご飯食べて寝よ」

と気持ちを切り替えることができる人。本当うらやましい。

 

ここで、「自分のせいでみんなに迷惑をかけてしまった」「なんであんなミスしちゃったんだろう」「せっかく期待されてたのに」「失敗のせいで周りの人から見捨てられたらどうしよう」「今度失敗したらもう終わり…」のようにネガティブな考えが次々と頭に浮かんできてしまう人のために、ネガティブモードから抜け出す方法を紹介します。

 

まず、なんか嫌だなとか不安だなとか怖いとか、不快な感情はどこから生まれるのかということについて科学雑誌「Newton」の記事をみてみましょう。

  • 感情には、”進化的に古い脳”が欠かせない
  • 動物も感情とよべるものをもつ

脳のなかでも比較的古くに発達した部分や、原始的な動物の段階でつくられた部分が感情に深くかかわっていると書いてあります。

たしかに、動物も怒って攻撃したり、おそろしくてすくんだりしますよね。

 

わたしは、自分の頭のなかには「本能さん」というネコがいて、その「本能さん」が感情をつくっているとイメージしています。

「本能さん」はネコなので、周りに気を使ったり、相手をみて態度を変えたりしません。たとえば、ネコの飼い主さんが会社の上司を家に連れてきたとしても、その上司のことが嫌なら近づかないし、触られそうになったらひっかくかもしれません。反対に、好きだと思えば膝の上にのって甘えるかもしれません。

それはネコが決めることなので、飼い主さんにはどうすることもできないのと同じで、自分のなかの「本能さん」が嫌なら嫌、好きなら好きと「本能さん」のつくった感情を無理やり変えることはできないんです。

 

簡単に変えられないからといって、生まれてくるネガティブな感情を抑え込んでしまうと、行き場のない感情がたまりにたまって頭のなかがネガティブな感情でいっぱいになってしまいます。

その結果、ふと気づけば嫌なことばっかり考えてネガティブの無限ループにはまってしまうんです。嫌なことを考えるの止めたい!と思っても、頭のなかがネガティブな感情だらけで埋め尽くされているから、自分の意思とは関係なく次から次へと嫌なことが浮かんできちゃうんですね。浮かんでくる思考も思い出す記憶もぜんぶが「ネガティブ」に。どうしたらネガティブな感情から逃れられるんでしょうか?

 

その方法は…とにかくネガティブな感情を外に吐き出すです。

 

いつも明るくて前向きな人は、不快な感情が生まれたとき、誰かに話を聞いてもらったり、好きなことを思いっきりやったりして、ネガティブな感情をうまく手放しているんだと思います。

 

とはいっても、愚痴をこぼすとか、大勢で騒ぐとか、うつの人にはちょっとハードルが高いですよね。そこで、ネガティブな感情が生まれてきたら、自分で受け流すというワークをぜひやってほしいんです。頭のなかからネガティブな感情を追い出して、よろこびの感情が入るスペースを空けてあげるイメージです。

 

ネガティブな感情が生まれたら、すぐに「嫌だなと思った気持ちを丸めてベルトコンベアにのせる」と頭のなかでのせてみます。

長ーいベルトコンベアをイメージしてください。ベルトコンベアにのせた感情は勝手に流れていって、はるか遠くの見えないところまで運ばれていきます。一度のせてもまだネガティブな感情が残っていたら、どんどん丸めてのせていきます。「丸めてのせる」「丸めてのせる」を繰り返してもうなくなればワークは終了です。

 

「本能さん」を無視するわけでもなく、感情をいったん受け止めてから丸めてのせるをやるので、自分で処理した感覚があります。これをやるようになってからは、なにかトラブルがあったときでも楽観的な感情が生まれやすくなりました。ぜひためしてみてください👋