魚もうつ病になる?人はいつからうつ病に悩まされるようになったのか?

はじめまして。

うつ病歴20年の青山です😊

うつ病」でも快適に過ごしたい!ということで、「うつ病」についていろいろ調べたことや自身の経験などをご紹介していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

まず、「うつ病」とは何かというと「一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている」ときは「うつ病」の可能性があります。

精神症状+身体症状がしばらく続いて生活するのがしんどいなと思ったら病院に行く目安だと思います。

また、本人は気づいていなくても、最近表情が暗いとか、自分を責めてばかりいるとか周りの人が変化に気づく場合もあります。

もしかしたらわたしうつ病かも?と思っていても心療内科や精神科のハードルが高い人は、まずは内科のお医者さんに症状を伝えてみるのもいいです。

万が一別の病気だったときは検査でわかるし、「うつ病」で治療が必要なときは症状を抑える薬を出してくれたり、心療内科や精神科を紹介してくれたりもします。

うつ状態のときは物事の捉え方が否定的になってしまうので思考が悪いほうへといってしまいがちです。誰かに話すことがすごく大事なので、お医者さんや周りの人に相談することを強くおすすめします!

ここで注意事項ですが、身近な人に悩みを打ち明けてみても否定的な意見をもらうことがあります。

相手に悪気はないと思うので相手を恨んだり落ち込む必要はないですよ。やっぱり「うつ病」を経験した人でないとわからないことはたくさんあるので仕方のないことなんです。

ほんとうになんでも「うん、うん」って聞いてくれる人か、カウンセラー、お医者さんに相談してみましょう!

誰かに話したいと思った人はぜひブログのコメント欄に書き込んでくださいね。みんなで悩みを相談しあえる場所にしたいと思っているのでよろしくお願いします。

 

さて、こころの病気と言われる「うつ病」ですが、じつは脳のある部分が深く関係しています。

ここで、2013年にNHKで放送された「NHKスペシャル 病の起源 第3集 うつ病~防衛本能がもたらす宿命~」の内容を少しだけ紹介します。

  • 人間の祖先である魚が誕生した5億2千万年前、天敵から身を守るため魚に備わった脳の「扁桃体」という部分を中心とした防衛システムが、一方で「うつ病」を引き起こす要因になった
  • アメリカの神経科学者の研究では、天敵の恐怖が続き、扁桃体が過剰に活動すると、魚も「うつ病」になる

5億2千万年も前から現在まで、長い長い進化の過程で「うつ」がなくならないのは、人間にとって何か意味があるんでしょうか?

すごく興味深いですねー

さきほどのアメリカの神経科学者が行った実験では、1か月間天敵の魚と同じ水槽に入れられた魚は、初めは素早く逃げ回るのですが、ある時期を境に水槽の底の隅のほうでぜんぜん動かなくなってしまいました。

体を動かさずにじっとして、天敵から見つからないよう隠れているんでしょうか。

 

うつ病」の発症にはこの扁桃体が深くかかわっている可能性があるそうで、現在もその仕組みを明らかにする研究がすすめられているそうです。

うつ病」のメカニズムはまだわかっていないことが多いので、早く研究がすすんでうつ病に悩まされる人が減ることを願います🙏

 


 

【参考】

  • こころの情報サイト(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)
  • NHKスペシャル 病の起源 第3集 うつ病~防衛本能がもたらす宿命~(NHK