今日もお仕事お疲れ様です😊
以前の記事でストレスと「うつ病」の関係について紹介しました。
おさらいすると、
脳が刺激を感知 ➡ 快・不快を判断 ➡ 不快のときはからだをストレス状態に ➡ ストレス状態が長く続くと「うつ病」をはじめ重篤な病気を引き起こす
といった感じでしたよね。
今回は、疲労と「うつ病」の関係についてみていきたいと思います。
ここで、疲労をためやすい人の特徴3選。
★仕事は100%完璧にするべき
★人を頼ってはいけない
★上司の期待にこたえなければ自分に価値はない
↑ これ、ぜんぶわたしのことです。
「期待以上の成果を出したい」「まだ足りない」「もっとできる」と仕事に熱中しすぎると、自分では気づかないうちに「体の疲れ」が蓄積していきます。
過度の疲労が「うつ病」とどう関係しているんでしょうか?「うつ病の原因はウイルスだった! 心の病の最新知見Q&A」という本から疲労と「うつ病」の関係をご紹介します。
- 体のどこかで炎症が起きると、炎症性サイトカインが発生し、それが脳に伝播して、脳が炎症を起こす
- 労働や運動による過労でも、炎症性サイトカインが発生して脳神経は炎症を起こす
- この脳の炎症こそが、うつ病である
リウマチ性関節炎やがんの患者さんにうつ症状が出ることは以前から知られていたといいます。でも、「そんな重い病気にかかれば、誰でも気分くらい落ち込むだろう」
と考えられていたんですね。が、病気であることを悲観して抑うつ状態になったんではなく、体の炎症が脳の炎症を引き起こし、そのせいで人はうつ病になるという新しい学説がでてきたそうです。
そして、慢性的な身体疾患がみられない人の炎症の原因は過度の疲労であり、疲労の原因物質によって生み出された炎症性サイトカインが脳神経に炎症を起こします。
ストレスだけでなく疲労もためると「うつ病」の原因になるとは。両方ためてしまったら「うつ病」になる確率はグゥーンと上がって当然ですよね。
うつ病発症前の自分に教えてあげることができるなら、
- 80%クリアすればそれはもう合格点!自分をほめていい
- 20%のミスは想定内と考えて対処法を考えておく
こんな風に仕事の完璧主義をやめるだけでも、からだへの負担は減らせます。
そして、
- きちんと休息や睡眠を取る
ことが重要です。
人の体には、休めば回復する仕組みが備わっていて、疲れを取ってくれる酵素が疲労の原因物質を減らしてくれるようになっています。
みなさんもちょっと頑張りすぎたかなと思ったら早めに休息をとってくださいね🛌
【参考】
近藤, 一博. うつ病の原因はウイルスだった! 心の病の最新知見Q&A. 日本, 扶桑社, 2021.